「仮面夫婦が仲良く暮らす家」10

かすがい 漢字で書けば鎹

今回は雑談。

子は鎹(かすがい)。鎹という漢字はあまり馴染みがないが良く見ると奥深い。金偏に送る。金を送る。金を届けるという意味か。金の切れ目が縁の切れ目。これは多くの場合真実になる。

ということは、子供は金ということか。もっと重要だろう。

それはさておき、鎹は建築的にも重要だ。木材と木材をつなぎとめるために打ち込む両端の曲がった大釘でコの字をしている。元々はこの釘から、夫婦の仲をつなぎとめる役割の子供を鎹と称したのであろう。

確かに子供が成長するまで離婚を我慢したという話は数多くある。

離婚などいまどき珍しくも無い当たり前の話で、離婚した方がいい場合もたくさんある。

かくいう私も離婚1回、死別1回。今は新しいパートナーといい意味で格闘しながら暮らしている。もちろん肉体的な格闘ではない、心の格闘だ。

そうした経験からも、若いころの鎹では子供という要素は大きい。

子供が鎹の要素を果たし終えた後は、難しい夫婦も多いことだろう。子供がいなければ離婚していただろ夫婦が表向き結婚生活を続けている、世間ではこれを仮面夫婦という。この単語の使い方が一般的であろうが、今回のシリーズではもう少し幅を広げて仮面の意味を深めてきた。仮面は人間として当り前、上手につければ幸せにもなるという意味合いを大きくしてきた。

かすがい、仮面、そして深い関係。

人間同士がある程度理解しあえるまでは時間が必要だ。若い恋愛では瞬間に分っているような気分になるが実際にはそうではない。恋愛が結婚に発展した夫婦が理解しあっていなかったと思うことは普通のことだ。

浮いている気持ちが落ち着いて普通になっていく、それでも仲が良い。いやますます良くなっていく夫婦も多い。

それなりの時間がかかっているだろ、その間、大きな波風があったに相違ない。だからこそ理解が進みより仲良くなってきたともいえる。

そう考えると、鎹の役割は大きい。

子供であり、我が家で言えば犬という子供だ、ペットだ。

そしてやはり間取りに戻ってくる。

同じ空間を共にするパートナーの姿がいつでも見える。話がすぐに届く。感情の状態がすぐに感じられる。

そんな「見える・聞こえる・感じる」空間に身体を置いている生活がパートナーとのより深い理解やお互いの信頼感・愛情を深めているのだろう。  雑談でした。

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