毒にも慣れる

毒にも慣れる

最初は感じていた臭い
慣れて不感症
知らぬ間に健康を侵される

人の機能は素晴らしい。 
つらいこと苦しいことにも慣れていく。 
逆境の中にも、夢を見られる。
すごいことと感心するが、 その副作用であろうか、人の身体は毒にも慣れていく。 

忍者が毒殺に備えて小さいころから 少しずつ毒を身体になじませていき 普通の人の致死量では平気な身体にしていったという話も、 まんざら嘘ではないように思える。 

毒になじんで致死量が上がったとしても、 毒が栄養素にかわるわけもない。
要は、身体をなだめすかし、 ごまかして、毒に不感症にさせていったのであろう。

言葉を変えていえば、緩慢なる自殺である。
昔の人の寿命は相当に短かったし、ましてや忍者、 長生きなんて考えもしなかったのであろう。 

現代の家づくりの多くは、 
化学物質が多く添加された 資材、建材、接着剤などでつくられている。 
それらを毒と言い切ってしまうのは言いすぎであろうが、 薄まった毒の空間の中で暮らしていくことを、 現代人の宿命とあきらめてはいけない。

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