住まいと「におい」④   最初の臭い

玄関の臭いを考えてみたい。 

家に入る最初の一歩。それは玄関から始まる。まさしくその家の印象を決めてしまう。一般的に玄関は、日が当たりにくく風通しも良くない。臭いがこもりやすい空間だ。 

臭いは暮らしている家族にとっては慣れてしまい感じにくくなってしまうが、外出という臭覚のリセットがあれば、住んでいる家族でもその臭いに敏感になってしまう。 

玄関のいやな臭いはほとんどが靴などの履物に起因するのだろう。その臭いが下駄箱にこもり開け閉めしたとき漏れこもってしまう。 

家族の人数や年齢などによって、臭う程度はずいぶんと違うかと思うが、たとえ軽い臭いでも一度感じてしまうと、その後トラウマ的に頭で感じてしまうということもある。 

住まいの臭いの対処方法は三つ。 

臭いものは元から絶つ。臭い物に蓋をする。その都度何かしらの対処をする。 

玄関の嫌な臭いの元は靴。靴が臭くなる元は足。と考えれば、足を臭くしないことが一番。次に靴が臭わないようにできればいいということになる。そのための手段もいろいろありそうだが、ここは家づくりのページ。建築的にこれらの臭いにどう迫ればいいのかを言及したい。 

玄関をリフォームするなど建物に何らか手を入れることが可能であれば、太陽光をとりいれる、風通しを良くすることは可能かなど、まず建築的な対処方法を考える。季節のいい時など、防犯を図りながら常時窓を開けておくことなど簡単にできるのだから。 

また、材料の工夫でかなりの対処が可能となる。 

臭いを吸着して消してしまう材料で玄関の天井や壁を構成する。さらに効果的なのは、下駄箱の内部の材料をそうした材料でつくれば、まさしく靴の臭いをかなりとることができる。 

私の経験した中で最も効果の高かったのは「本物の漆喰」だ。 

下駄箱内部の天井や壁を厚塗りの本物の漆喰で仕上げる。無垢の板で厚塗り用の下地をつくり漆喰をできるだけ厚く塗るのだ。 

玄関の天井と壁も「本物の漆喰」で仕上げる。玄関も換気ができる防犯窓をつけるなどをすれば完璧だ。 

漆喰は、石灰を水でこね接着剤として海草糊を混ぜたものだ。今の漆喰はケミカル糊が使用されているので、漆喰の臭いに対する効果はとても期待できない。 

「本物の漆喰」でつくられた下駄箱はすごい。雨の日に靴を濡らしたまま入れておいてもしっかりと乾燥し臭いもしていない。合わせて玄関の天井も壁も「本物の漆喰」仕上げであれば、玄関にも靴のいやな臭いは残らない。 

こうした「本物の漆喰」の効果を高めるためにも風通しは重要だ。 

PAC住宅は玄関の空間そのものの風通しだけではなく、「本物の漆喰」が塗られる天井や壁の裏側にも風を流している。そうした総合的な対策ができれば最高だ。 

お客様の声

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