シリーズ 最期に暮らす、とっておきの家 ② 先立たれるのは嫌だ

シリーズ 最期に暮らす、とっておきの家 ② 

先立たれるのは嫌だ 

共に暮らす相手に自分より先に行かれてしまうのは想像しただけでもぞっとする。ましてや先立たれた経験をもつ者であれば尚更だろう。私も毎日のようにパートナーから言われている。あなたは後からよと。そのパートナーは私より一回り若い。どうすりゃいいのだ。 

見送られた方がいいのか。見送った方がいいのか。 

自分の辛さだけを考えるのなら見送られた方がいいのだろう。それでも残していく辛さは残るか。所詮こんな問題に答えはないのだろう。 

私の周りには一人暮らしの方が結構いる。90才を超える人も含め片手に余る。住まいの形態も広さも暮らしようも様々だ。 

先立たれた方、離婚された方、独りを貫いた方とこれまた多様性に富んでいる。住まいも戸建、マンション、賃貸と様々。 

それにしても結局、人間最期は「ひとり」なのかと感じさせられたりもする。 

住めば都とのことわざ通り、人はどんな所にでも住めるしそれなりに慣れても来る。そう考えると住まいなんて何でもよさそうだし、こだわる必要性もなさそうだが、現実はそういうわけでもない。 

住まいがきれいになり自分のイメージに合うように改装されてから、毎日の生活が充実し楽しさが増してくる、その結果、人生が生き生きとしてくる、それはどうも事実のようだ。やはり住まいという環境のもつ力は馬鹿にできない。 

話をテーマに戻せば、住まいという環境を自分に合ったように整えることで、先立たれた辛さや独りの寂しさを後ろ向きの暗さから前向きの明るさに変える、そんな可能性は大きいようだ。 

先立つにしても後から行くにしても、それは自分で決められることでない。人知を超えたことだ。そうであれば受け入れるしかない。受け入れられる心の力が必要だ。 

人は生きていくのに、衣食住は欠かせない。現在の日本では衣食は何とでもなるだろう。負担の大きいのはやはり住だ。 

居る場所の安定的な確保は、心の安定にもとても大切なことだと思う。人の心は強くもあり弱くもある。身体が順調であれば心もそれなりに安定する。 

住まいは食べ物に負けず劣らず健康に影響を及ぼす。極めて単純なことだが、健康で居心地のいい家の重要性が、こんなテーマでも浮かび上がってくる。 

暖かい、涼しい、湿気のコントロールができていて爽やか、嫌な化学物質が住まいの環境にない、生活しやすい間取りなど、たとえ独りで住んでいるとしてもとても重要な要素に変わりはない。 

お客様の声

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