自然光のあふれる家

家づくり、どこで建てるか、誰と建てるか、いつ建てるか 、そしてどんな家を建てるか  全20話 no.16

日本人が家を建てる場合、風通しがいい家、日当たりがいい家が当然の要望としてあがる。しかし皮肉なことに、結果としては風通しも日当たりもよくない家が出来てしまうことが多い。 

風通しの悪い家は、自然の光が行き届かない家でもある。 

光はなかなかむずかしい。ただ明るければ良いわけでもないし、隅々まで均一に明るいだけでも落ち着くわけではない。 

「明暗美」この美しさは日本の伝統美であろう。 

縁側から畳の間に差し込む光そして影のコントラスト、この美しさに感動した方も多いであろう。また、民家の暗い通り土間その先のまばゆいばかりの光、これもまた懐かしく美しい光景である。これらは自然光の織りなすアートでもある。 

人口の光、照明器具が発達したおかげで夜も明るくなり、またどこでも必要な光が得られるようになったが、一方で、心落ち着く自然光の明暗美は少なくなってしまったようだ。 

べたな、のっぺりとした、ただ均一に明るいだけの空間になりがちだ。 

照明のあり方、そして照明器具の使い方も本気で考えれば簡単ではないし、それなりのノウハウのいるものであるが、ここでは住宅と自然光について考えてみたい。 

住まいの空間のどこにいっても自然光がさりげなくある。こんな空間をつくりたいものだが、現実は逆なことが多い。 

その原因の多くは、ここでも「中廊下」だ。中廊下は「分断ゾーン」といえる。光を、風を、そして家族をも分断する。 

中廊下がなければ自然光は空間全体に行き渡りやすい。そして空間にある柱や小壁そして家具などの影もでき自然な明暗もできる。 

中廊下に頼らない間取りは、自然光を得るという意味でも必要なことだ。 

同時に自然光のルートは階段空間や吹き抜けもある。階段や吹き抜けの設け方も重要な課題である。 

さらに天窓。天窓は間取りのあり方と大いに関連するが、上手に使えばとても素晴らしい有効な手段となる。 

現在検討している自然光を得る画期的な方法がある。 

それは「光ダクト」。光ダクトは大型の建物や施設などには使用されてはいるが、住宅レベルでは無いに等しい。 

二階の乗った北側のキッチンなど自然光が建築的にも得にくい場所に自然光を届ける手段として「光ダクト」の設計を工夫している。 

今は試行錯誤の段階だが、現実化はそう遠くない。コストも余りかからずに自然光がさりげなく得られる方法だ。乞うご期待。 

お客様の声

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