長持ちする家って?

家づくり、どこで建てるか、誰と建てるか、いつ建てるか 、そしてどんな家を建てるか  全20話 no.18

家を建てるならば長く暮らせる家にしたい。そんな当たり前の希望を叶えることは逆に当たり前のことではないようだ。一般的に建ててしまうと、希望とは逆に長持ちとは縁遠い家になってしまうだろう。 

「家が長持ちする」ということは二つの意味がある。 

一つは物理的な意味で、腐らないで長く持つ「耐久性」があるという事。二つ目は毎日の生活が10年経っても20年経っても便利に、その時の状況に応じた暮らしができる「耐用性」があるということだろう。 

この「耐久性」と「耐用性」の両方が実現できる家づくりがPAC住宅のテーマの一つだ。 

「耐久性」は家の建て方と大いに関係し、「耐用性」は間取りのつくり方に深く関係している。 

高気密高断熱という最近の家の建て方は、雨や湿度の高い日本の気候風土には適合していない。高気密高断熱の家は雨の少ない湿度の低い地域にこそ適したものだ。 

住宅で最も腐って困るものは、家を支える骨組みだ。木造住宅で言えば、土台や柱・梁・桁やそれに付随する構造材である。これらの構造材は家が完成すると床下や壁の中、天井裏に隠れてしまい日常の生活ではその姿を見ることはない。それだけに気づいた時には腐れが相当に進行してしまった後ということも多い。 

土台や柱などの木材は湿気が多いと腐朽菌が繁殖しやすくなる。一般的な高断熱住宅は壁の中などに隙間なく断熱材を詰め込む。柱などを断熱材で包んでしまうというイメージだ。入り込んだ湿気は抜けようがなくなる。その湿気が入らないようにと防湿シートでさらに包むそれが高気密ということだ。湿気は入れませんと言っているが現実問題として湿気が入り込まないということはない。恐ろしいことに知らん顔して、あるいは気づかないまま耐久性のなくなることをしている、そんなご時世だ。 

そして間取り。前回にも触れたが、現代の一般的間取りである「何LDK」。複数の個室を中廊下でつなぐ間取りだ。 

前回は中廊下で空間が分断されるため風通しが極めて悪くなってしまうという観点から追求した。今回は「耐用性」。時間の経過に負けずに生活に応じて長く使えるか。この観点からも「何LDK」の間取りは落第生であろう。 

それはごく一般的な例えで十分ご理解いただけるであろう。子供が二人という前提で建てられるのは3LDK。夫婦の寝室と2つの子供部屋で3つの個室それにLDKという間取りだ。二人の子供が成長して家を出る、そのあとに残された個室が二つ。この二つの子供部屋はそのまま放置されるか納戸になってしまうのが大方の例である。 

子供が結婚して同居するということになっても、3LDKの間取りのままでは暮らせない。 

公的統計でも日本の住宅は25年位で建て替えられている。当然の結果であろう。 

お客様の声

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