シリーズ 最期に暮らす、とっておきの家 ⑪   いいわるいはない 必要なことが起きているだけ

シリーズ 最期に暮らす、とっておきの家 ⑪ 

いいわるいはない 必要なことが起きているだけ 

家づくりをテーマにしているのだが、どうしても内容が広がってくる。家では赤裸々な人間の生活が繰り広げられているのだから、家づくりを真剣に考えると、人の暮らしや心模様に踏み込んでしまうのも当然の流れかもしれない。 

「最後に暮らす」が今回のシリーズの共通の骨子のせいか、人生をどう終わらせるのか といった終活的様相を帯びてしまうが、もとよりそんな気持ちで書いてはいない。 

ただ年代に関わらず、人生をどう生きたらいいのかというテーマは常に持ち続けていたい課題であろう。特に家をつくるという行為は、こうした思いを深めてくれるようだ。 

家づくりの最大の良さの一つは、自分や家族、そして生活を見つめ直せる事にあるのかもしれない。 

本格的な注文住宅の場合、その注意事項は、いくつもあるが、「あの時こうしていたら」 住んでからそんな思いにかられるような家づくりは避けてほしい。 

自分や家族そして生活などを、きちっと見つめて家づくりが進められていれば、そうした危険性はかなり避けられるであろう。 

しかし一方で、家づくりから少し離れて、人生の流れの中で見てみると、「あの時こうしていたら」という気持ちにかられるのは人の常であろう。 

「あの時」は取り戻せないし再び来ないのだから、そんな気持ちになってしまうと重く辛い感情が沸くのも人情か。 

その辛く重い感情に留まってしまうと人は生きられない。精神が普通ではなくなるかもしれない。様々な事、不条理な事、辛いことが起こるのは、誰しも避けては通れない。 

それが人生なのだろう。 

「時間の流れ」はありがたい。そうした苦しい思いも洗い流してくれる。苦しいさなか には、なかなか思えないが気持ちが落ち着くと、人生は必要な事が起きているだけなのかもしれないと思える。 

やはり終活みたいになっているが、人生最後まで逃げずに自分をしっかりと見つめて生きていくことが必要なのだろう。 

長く生きてきた分、多少は心も成長していると信じて、起きていることに「良い悪いはない、必要な事が起きているだけ」と達観できれば、心も少しは穏やかになるだろう。 

人間関係は身近になるほど、血が濃くなるほど難しい面もある。上手くいっている時はいいがこじれると厄介さもかなりのものだろう。 

人生後半は仕事から家族に回帰してくる。それだけに心のトレーニングをしておかないと問題発生となる危険性は高い。それも必要な事が起こっているだけなのだろうか。 

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