「イマドキの二世帯住宅」第12話  一人で生きるという感覚も

「一人で生きるという感覚も」が今回のテーマだがどうしてこんな題名を思いついたのか覚えていない。この原稿は13回シリーズと決め最初に13回分の題名を付けた。従って随分と前になるので当時どのように考えて付けたのかは既に忘れ果てている。まぁ何か思いがあったはずなので、このテーマで書き進めてみたい。 

家族という中にたっぷりとつかって生活していると、どうしてもなれ合いになりルーズになってしまうだろう。そこに甘えや依存心も良いにつけ悪いにつけ発生してしまう。 

順調に流れている時はそれでも問題はないのだろうが、人生は色々な局面がある。そんな時に過度な期待や甘えがあると、それがつまずきの石になりかねない。 

二世帯住宅での暮らしは元来微妙な要素を含んでいる。世代を重ねた親子関係が一つ屋根の下に暮らしているのだからそれは当然のことだ。 

大人であれば普段は上手にオブラートに包んで何事もないかの如く暮らしているのが普通の姿であろうが、それは一方でストレスをため込んでいる事にもなる。小さなつまずきがいくつか続くと意外と簡単にオブラートは破れストレスが表にあふれ出てしまうかもしれない。 

人は生まれてくる時と死ぬ時は他の人の手を煩わしてしまう。そうであればそうだからこそ、一人前に生きていられる時は自分自身の足でしっかりと立って生きる、そんな感覚が家族の中でも必要なことなのだと思う。 

多くの人は仕事など社会生活の中では、そうして生きている方がほとんどであろう。そういう方でも家族の中では違う面が出てしまうことが多い。 

仕事とか会社とかの人間関係と家族の人間関係は当然違う。とてもプライベートで親密な家族という人間関係を生きるのに、ほんの少しだけでも仕事での心構えを応用すれば意外とうまくいくかもしれないと考えてみたらどうだろうか。 

そんな水臭いことはできないと思うかもしれないが、言葉を換えれば、いい意味で他の人の立場を理解するとか思いやる、普段仕事でしているちょっとした気づかいを家族という人間関係でも働かせるということ。 

人間関係は血が濃くなるほど関係が濃くなるほど難しい面もあるといつも感じている、それだけに、今申し述べていることが実際にすいすいとできるとは思っていない。本音で言えばできるはずがないとの思いの方が多いかもしれない。 

それだからこそ、できなくても仕方ないから、それでも、少しでも後ろに引いて見る考えてみるという仕事感覚的な心の要素が必要だと思うことができれば、自分の心に余裕がでるだろう。 

自分の心のゆとり余裕が、家族関係を望んでいる姿に保ってくれると信じたい。 

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