「イマドキの二世帯住宅」第13話  たまに会う感じで

今回が「イマドキの二世帯住宅」13回シリーズでスタートした13回目。その最終章は「たまに会う感じで」だ。これもいろいろな意味にとれてしまう。 

「一つ屋根の下に暮らしているけれど必要な時以外は顔を合わさないで暮らせる家の工夫」とか「毎日顔を合わしているのだけれどたまに会うような感じで暮らせる工夫」とか結構幅の広い中身になりそうだ。 

あまり難しく考えないで思いつくままに章を閉めたいと思う。 

物理的感覚であれ心理的感覚であれ、結局は「つかず離れず」の距離感なのだろう。あまりにも当たり前の極意と思うができそうで中々できないのも事実だ。だからこそ極意なのだろう。 

最も良いのは、共に暮らす人間がこうした心構えを共有できればいいのだろうが、それはできるとは思えない。そうした心を保つことができれば住宅の間取りや性能などどうでもいいことなのだとは思うが、現実的に心の持ち様だけに押し付けるのはあまりにも非現実的なことだ。 

それではそうした心映えを少しでも手助けできる家、そんな家が可能か模索してみたい。 

よほどの達人でなければ人間の心は身体の状態に左右されがちだ。健全な身体に健全な精神は宿る、と小学生で習ったようなことはまさしく本当のことだと思う。 

であれば、健康な身体づくりに役立つ家、そんな健康住宅はやはり必要なことだ。 

そして、具体的な二世帯住宅の生活の中で「つかず離れず」の距離を保てるのは、間取りの技術といえる。それは二世帯住宅に関わらずすべての家づくりに必要なこと。 

1983年に「健康住宅宣言」をした。イメージ言葉ではなく具体的な家づくりの技術として世の中に打ち出した瞬間だ。「健=人+建」を具体的な健康住宅をつくりあげる具体的な内容として同時に提案をした。 

健康住宅は、住む人の健康と建物そのものの健康を同時に実現する技術である。具体的にはパッシブエアサイクル工法略して「PAC工法」で建築し、間取りは「広がり空間」でする、というものだ。 

もちろん構築する材料は、国産無垢の木材、安全な自然素材・建材であることは当然のことであろう。具体的内容をここで語るのはスペースが足らなすぎる。また二世帯住宅をシリーズとして語ってきたが、家族が共に暮らすという意味では、単世帯であろうが多世帯であろうが、原則は同じだ。そして同時に、それぞれの家族はやはり個性豊かだ。 

その個性をのびのびと生かしながら、こうした健康住宅は建築することを始めて、すでに40年が経過している。 

歩みは遅いが着々とその思いと具体的な家づくりが今も続いていることに感謝したい。 

お客様の声

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