住まいの健康を手に入れて

「住まいの健康」を手に入れ、 アレルギー性湿疹が改善されました。  

(熊本県熊本市.Uさん、2000年建築) 

二人目の子どもがお腹にいるとき(1999年)のことです。アレルギー性湿疹が身体中に広がり、全身のかゆみに苦しみました。それが健康に住まう家づくりへの出発点になりました。 

アトピー体質もあったので衣服も木綿素材を身につけることがほとんどで、特に食べ物には気を使い、なるべく無添加無農薬のものをと心がけていました。それなのにどうしてこんなに悪化していくのだろうと考えていました。 

そして、湿疹の悪化をきっかけに、自分の健康を損ねているのは「衣」でも「食」でもないとするなら「住」かもしれないと、住まいについての本を読み始めました。 

住んでいた賃貸マンションは、換気扇をまわすと玄関のドアが開かなくなるほど気密性が高く、窓の結露も水滴が流れ落ちるほどでした。住まいや空気汚染と健康との関係を調べれば調べるほど、「ここでは親子共々安心して暮らせない」ことが実感され、「健康に暮らすための住まいを手に入れるには、自分でつくるしかない」という考えに思い至りました。 

いろいろなメーカーの家を見てまわりました。「家に入った瞬間臭う」「目がチカチカする」「胸への圧迫感がある」「顔がほてる」など、自分の体が悲鳴をあげてしまうのです。 

どんなに形が良くても、どんなに「うちのは健康に配慮した住宅ですから」とセールス・トークで誘われても、体が敏感に反応してしまいます。

そんなときに夫がインターネットで探し当てたのがPAC住宅でした。熱心に聞けば聞くほど「矛盾」を感じた大手メーカーの家づくりに比べ、PACは調べれば調べるほど「納得」できるのです。「健康な住まい」と「夏冬の快適な住まい」の両方を両立できるのは、PACしかないという夫婦の結論に達しました。 

それからは、あるご縁で知り合った良心的で研究熱心な地元の工務店さんにPACのことを相談しました。自分のアレルギー体質のこともお話しし、PACのサポート建築で建てたい旨伝えました。結局、工務店の社長さんや大工さんには、専門的な立場から私たち以上に勉強しこだわってつくっていただいたと思います。 

PACの工法、建材、薬剤による防蟻処理をしないコト…、そして遠隔サポート建築と、それまでのやり方を完全に覆しての家づくりを引き受けていただいたのです。

張り物のない我が家はほとんど大工仕事ばかりです。家が完成した時大工さんが「こんなに大工仕事をしなくちゃならん家も今時なかった。そのうえ仕事もえらく気をつかわんとうまくいかんし、もう引き受けんちゃよか」と笑い話で話されたくらいです。

とにかく、納得するまでしつこくしつこく疑問に答えてもらえたことで「遠距離のサポ-卜建築」への不安はなくなったように思い

ます。工務店の方々にはまた別のご苦労もあったと思いますが。 

調べ始めてから完成まで長い時間がかかりましたが、「住まいの健康」を手に入れたことにはかえられません。おかげで湿疹の悪化はその後見られません。そして本当に自然に気持ちよく住めることの幸せを実感しています。 

三年が経ち、壁や床の色もだいぶ落ち着きを増しました。「自分たちの健康」を何より願って始めた、ある意味では自己中心的な家づくりでしたが、結果的に環境にも優しい家づくりになったのではないかと思います。 

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